※尾籠な話注意!!
…大丈夫かな? 無事シリカを迎え入れる契約を済ませ、いっぱい色々な必要品を買い込んで、やっと我が家へ連れて帰る時が来た。 クレート(箱型のハウス。プラスチック製の手提げのカゴ)にトイレシートを敷いてもらい、シリカに入ってもらう。 さらにそこに周囲が見えないように袋を被せてもらって、いよいよ準備が整った。 シリカは帰りの車中でキュンキュン不安げに鳴いていたけど、人間はこれからのペットライフに少し浮かれていた。 まだ現実をわかっていないな、と今なら思う。 ”ワンちゃんを迎えたら最初の1週間はケージから出さないようにしましょう” シリカを迎えるに当たってもちろんいろんな動画やネットで情報を調べた。 そこにはほぼ確実にこう書いてある。 新しいお家に来た子は不安だから、安心させるためにしばらくケージ(柵で囲うタイプのハウス。持ち運び不可のやつ)で落ち着いてもらいましょう、ということだ。 正直「ワンちゃん飼いたい」飼い主が1週間ケージから出さずに我慢するのって結構忍耐が必要なんじゃないかな、と思っていた。 とりあえず、家に着いてまずすることはケージの組み立てだ。 大きい段ボールを開けてゴソゴソとワイヤーでできた柵を引っ張り出す。 と、 「あ……」 待ちきれなくてシリカの様子を見ていた夫さんが何とも言えない声を出す。 「どした?」 とぽんもシリカを見てみると… うんちまみれになって情けない顔の子犬…… 中でしちゃって車の振動とかでこうなったのかなー いや、どうしよう。 白い毛皮が汚れている。 不幸なことにシャンプーはプロに任せる気だったので、買っていなかった。 っていうか、1週間ケージで様子見しなきゃいけないのに。 え。どうする? こんなことどの記事にも動画にも書いてなかったよー… 「とりあえず夫さん、ペットショップに電話してみる?」 「わかった」 まあ、ペットショップの人もこんなこと相談されても困ると思うのだが、我々も軽くパニックになっていた。 「とりあえずどっかでシャンプー買ってくる」 電話を終えた夫さんが慌てて出て行き、ぽんもケージの組み立てを再開する。 なんというか、初っ端からとんでもないハプニングだ。 こいつは大物になりそうな気がする。 そして人間は振り回されるんだろうな、とそう思った。
これでシリカとの出会いは最後かなー。
今後も色々振り返って書いていこうと思います。
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